缶さまに差し上げたssと交換で強奪させていただきました! 　
まさに萌えな独日＋伊!! です。
やっぱり缶さまの書かれる枢軸は可愛すぎるんだぜ……!!



それでは、どうぞ～v

こんな日常















ぱらり。



ぱらり。






ページをめくる音がこの静かな部屋に響く。部屋にいるのは３人。１人はソファで本をめくっている張本人のドイツ。
もう１人はその向いのソファに座っている日本。最後の１人はその日本の膝に頭を乗せて寝ているイタリア。
ドイツが本に視線を落としたまま口を開いた。



「日本、重いだろう。いい加減に叩き起こしたらどうだ」



「平気ですよ。こんなにぐっすり寝ているのに、起こしたら可哀相です」



「しかしさっきから３０分もこのままだぞ…疲れないか」



「ふふ、ご心配ありがとうございます。まだ大丈夫ですよ」



「…そうか」



「えぇ」





















ぱらり













「…それならベッドに運ぶか？」



「起きてしまいますよ」



「…そうか」











ぱらり











ぱらり











「……………………君はイタリアに甘すぎないか」



「ドイツさんほどではないですよ」



「………そうか？」



違うと言い切れない所が面白い。日本がくすくす笑う。



「イタリア君は、何というか…つい甘やかしたくなるんですよね」



「………まぁ…分からないでもないが…しかしだな………………………君の恋人は俺で、イタリアではないのだが」



「………えっ？あ、えぇと…////」



「………あ、いや……////」



言われた日本も、言ったドイツも照れている。















―――進まないなぁ、このふたり。



日本の膝に頭を乗せているイタリアは、ふたりにばれないように（狸寝入りがばれても日本は怒らないだろうけどドイツは怒るから）うっすら目を開ける。
日本が赤い顔してるのを確認してまた目を閉じる。



いつもここから進まないんだ。この２人は。ドイツもここで日本にちゅーってすればいいのに。絶対日本喜ぶのにな。
そうだ今度俺が日本にちゅ、てやろうかな。日本好きだし。そしたらドイツが俺も！ってやるかな。でもドイツに怒られそうだからやめようかな。
うん、でも、今度一回やってみよう。よし！



そうと決まればまた寝ようかな。起きてもいいけど、日本の膝は心地いいからさ。もうちょっとこうしててもいいかな。
あ、ほら日本が話し出したし。もう少しふたりの時間を作ってあげよう。俺って優しい！



うんじゃあそういうことだから、



またね、buona notte！
















ende











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あああ～～～、なんだこの可愛すぎるお花ちゃんたち……!! 萌え!!
日本の膝枕はやっぱりイタリアが独占状態のようですね!
ドイツは日本の膝枕、やってもらいたいのにねだれなくて悶々としてそうです。勇気出してドーンといっちゃいなYo!!



缶さま、素敵なお話をありがとうございました!!!